日本のでっかい山きゃらさん1:山梨県富士さん
山梨県と静岡県に跨る日本で一番高い富士さんは、標高3,776m日本百名山であり、日本のウルトラプロミネント峰。そして、2013年には世界文化遺産に選ばれた、世界中が知っている有名なお山さん。
富士さんは、ご存知の通り、火山の山なので、山道は亜褐色のゴツゴツ岩や砂礫で覆われていますが、遠くから見る富士さんは、ブルーの体がフラットに広く広がっていてとても綺麗なお姿です。
山麓に広がる、樹海や富士五湖の前に雄大にお座りになっている姿は、時に厳しく険しいと時もありますが、いつもは穏やかに、そして包み込むような懐の広い優しさを持つお顔に見えました。
豊富なコースがあるので、初心者から上級者まで楽しめます!
もちろん、ラッキーに晴れればご来光は絶景。ご来光からは、不思議な富士さんパワーをもらうことができますよ!!
私が楽しんだのは大人気の
吉田口コース!!
●観光度.....私が登ったのは、一番メジャーな吉田口コース。とっても混み合うことでも有名です。人気の理由は、五〜八.五合目と全てに休憩できるベンチと、山小屋とトイレがあるから!お腹が空いても、お水がなくなっても購入することができる安心感!ただしいつもの購入金額の倍以上はしますよ!
●岩ゴロ度.....全てのコース共通ですが、岩ゴロ度や砂礫がずっと続きます。8合目あたりからの岩岩ごろごろの度数はなかなか高く、最後山頂付近は胸突八丁と呼ばれ、急な岩ゴロ道を必死に登ります!高山病にも注意しながらゆっくり登ろう!
●エンジョイ度.....山頂付近までたくさんある山小屋では、オリジナルグッズやピンバッチなども購入することができます!5合目にもたくさんお土産やさんや食事できる店があり、エンジョイ度はマックスです!
私が登った8月登山スタイル
コースによって違うけど、おすすめはこちら!
●カッパ(天気急変しまくり)
●お菓子入れるのでぽっけがある服
●山靴(スニーカーでは岩や砂礫で苦労します)
●ストック
●リュックサック
●お水(暑さによりますが1lあればOK)
●ガスでお湯を沸かせないので即食簡易的なもの
●携帯の充電器
●携帯酸素(8合目で吸いました)
お山さんストーリー
どこに泊まる?多様にある山小屋物語。
吉田口は、富士山の中で一番山小屋が多いコース。その数20軒!ですが、5月からシーズンの宿泊予約がスタートし、ほとんどが5月中に埋まってしまう人気ぶり!!私は、山頂から一番近い8.5合目にある「御来光館」が運良くラストで空いていたので、なんとか予約できましたが、キャンセル待ちがほとんどなので、もし山小屋に宿泊したい場合は、キャンセルが出ていないか、ちょくちょく見るのがおすすめです!また、7合目から続く山小屋のどこに宿泊するかによって、その後ご来光を見るために山頂に登るペースが決まってくるので、体力や時間を考えてぜひ予約してみたください!個室がある山小屋もありますが、ほとんどは大部屋に布団でみんな同じ部屋ですが、清潔で眠れるスペースが確保されてますよ!それぞれ、個性がある山小屋でした!ぜひ無理をしないで小屋泊で登ってみてくださいね
日本のでっかい山きゃらさん2:福島県燧ヶ岳さん
福島県南会津にある燧ヶ岳さんは、標高2,356mの東北で一番高いお山さんです。目の前には尾瀬が広がり、昔から通年を通して美しく、たくさんの登山客がやってきます。山道は火山の山なのでほとんどが、岩岩ゴロゴロですが、途中木道や池塘も登場し、よくTVやカレンダーで見る、美しい景色が広がります。燧ヶ岳さんには俎嵓(まないたぐら)柴安嵓(しばやすぐら)という大きなピークが2つあるのですが、この難しい漢字、嵓(ぐら)というのは、“岩の切り立った崖”という意味を持つ呼び名だそう!二つの山頂は、その呼び名の通り岩が切り立ってちょっと怖かったです。少し慣れてから登ると安全に登頂できるお山さんです!でも岩を、アスレチック的に登る小学生もたくさんいましたよ!子どもパワーすごいな〜
私が楽しんだのはスタンダードな
尾瀬御池コース!!
●観光度.....私が登ったのは、一番距離が短い8.7キロの、登りやすいスタンダードな尾瀬御池コース!家族や子どもたちもたくさんいました!登り口にお土産やもあり、飲み物や食べ物も買えます!温泉は無かった〜
尾瀬周遊に行けるシャトルバスが出てました!
●スリリング度.....最初から急で岩がいっぱいですが、比較的気をつければ登りやすいお山さん。ですが、手前にある俎嵓から柴安嵓に登る道は、岩登りなので、かなりスリリング。しっかり岩をつかんで猿の気持ちで登りましょう。慣れれば楽しい!
●達成感度.....一番奥にある柴安嵓(しばやすぐら)は、東北で一番高い山!崖を登るのが少し怖かったですが、心の中で「東北最高峰!」と呪文のように繰り返して登れば大丈夫でした!
私が登った9月登山スタイル
コースによって違うけど、おすすめはこちら!
●カッパ(天気急変しまくり)
●山靴(スニーカーでは岩が危ない)
●ストック
●リュックサック
●お水(暑さによりますが1lあればOK)
●山頂が混んでいるので即食簡易的なもの
●携帯の充電器
●お気に入りの帽子
お山さんストーリー
平野家三代に渡る尾瀬愛の物語。
尾瀬沼のほとりにある長蔵小屋をご存知ですか?この小屋の初代小屋主平野長蔵は、明治22年19歳の時に尾瀬を開拓し、燧ケ岳に初めて登山道を開きました。美しい自然の尾瀬に魅せられ,尾瀬沼のほとりに長蔵小屋を建て、その後三代に渡り、環境破壊や道路工事などで水没してしまう計画に反対し、尾瀬への愛情で、この素晴らしい環境を守ってきたのです。燧ケ岳の俎嵓の山頂には、平野長蔵によって祭られた「カツラギヒトコヌシ神」が置かれています。ぜひ山頂で、美しい尾瀬ヶ原を見ながら、平野家三代が守ってきた尾瀬愛を感じてほしい!